自宅墓用お骨壺は何でも良い?

◆◇◆ 自宅墓用お骨壺は何でも良い? ◆◇◆

Q 自宅墓(お骨壺)は、素材やカタチなどに決まりはありますか?

A 決まりはございません

最近は様々なタイプのお骨壺があります。ステンレス型、陶器、ガラス、木製など素材もいろいろですが、大きさもコンパクトなものから大きめな物まで様々です。

Q 自宅墓は、故人の愛用品だった収納可能な物でも構いませんか?

A 構いません ※ 但し以下の物は適しません!

  • 収骨するご遺骨に対して容器が小さく収まりきれないもの
  • 清潔ではない容器
  • 壊れやすい、又は、壊れている容器

仕事好きな故人が大切にしていた書類ケースや、故人が大切にしていた思い出深いジュエリーケース等にご遺骨を保管しても法的に罰せられる等と言うことはありません。

但し、ご遺骨は、汚れたから捨てる、庭など墓所出ない場所へ埋めることは違法行為となり、扱いには注意が必要です。

自宅保管をするなら、はじめからご遺骨に責任を持って大切に扱う必要があります。

自宅墓となる入れ物は、カビが発生しないよう清潔な物・ご遺骨が全て収まる大きさの物・壊れていない物などがお勧めです。

~ 法に触れる行為としては以下の行為があります ~

◆ご遺骨を「墓地以外の場所に埋葬する」◆

ご遺骨は、公益墓地、民間墓地、寺院墓地など、法的に認められた墓地に埋葬する必要があります。墓地以外の場所にご遺骨を埋める行為は法律違反となします。

【出典】第一章第四条「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない」

出典:墓地埋葬法墓地、埋葬等に関する法律

◆ご遺骨を「置き去りにする」「捨てる」◆

ご遺骨を何処かに「置き去りにする」「捨てる」行為は死体遺棄罪に問われる可能性があります。

【出典】刑法第百九十条 死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。
参考:墳墓発掘死体損壊等

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Q 自宅墓(お骨壺)は、自分で作ってもいい?

A 自宅墓(お骨壺)を作ること自体問題はございません。

最近では、陶芸教室でご自身で作られる方もいらっしゃるようです。また、白いお骨壺にデザインを印刷したり、装飾したりする方もいらっしゃいます。

お骨壺を制作している骨壺メーカーは何を重視して制作しているか

元々、火葬場でご遺骨を納める骨壺は、野外のお墓に納めることを前提」としたものでした。

しかし、納骨堂や自宅墓のように埋葬方法が「お墓」だけではなくなった現代、人目に触れる事を意識するようになり、デザイン性、機能性を重視し、あらゆる素材で骨壺が作られるようになりました。

骨壺は作ることに規制はないため、今では骨壺とは無関係だったガラスメーカーや文具メーカー、IT関連会社なども参入し、室内向けの骨壺を製作しています。

自宅墓として骨壺を自分で作る場合も同様、形や大きさ、素材に決まりがあるわけではないので、どのような物を作り使用するかはご遺骨を管理する方の自由となります。

※寺院墓地や納骨堂などで納骨される場合は確認を

お墓や納骨堂に納骨する際は、墓所を管理している所に「埋葬する際、お骨壺の指定はあるか?」確認してください。専用のお骨壺を作っている墓所もあれば、慣習を大切にし「白い陶器のお骨壺で」と言われる場合もあります。

Q お骨壺の大きさは?

従来のお骨壺の大きさは7寸・6寸・5寸・4寸・3寸とあり、成人男性のお骨壺は大体7寸のお骨壺を使用します。

当然、ご遺骨が収まる大きさのお骨壺を用意する必要があります。

デザイン性の高い小さめのお骨壺に収めたい場合はパウダー加工をするなど工夫が必要となります。

パウダー加工すると、ご遺骨は5/1程の大きさまで小さくすることが出来ます。

ご遺骨の体積は人によって異なりますが、年を取ると骨密度が減り、若者とお年折りではご遺骨の体積も変わってまいります。

fsystemがお勧めするお骨壺は?

自宅墓なので、ご自宅に馴染むお骨壺をお勧め致しております。

白い無機質なお骨壺より、故人らしさのある、若しくは故人が喜ぶような器や、家族が生活する上で抵抗感の無い、ご自宅に馴染むお骨壺がいいかと考えます。

保存についてはカビの発生を避け、割れにくい素材、若しくは割れても体丈夫なように骨袋に入れてお骨壺に収めるなどの工夫をすることをお勧め致します。

ご遺骨の自宅保管方法について、もう少し詳しく知りたい方は「自宅墓とは」にてご確認ください。

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